酸素カプセル 7大効果



疲労回復

私たち人間が酸素を必要としているのは常識ですよね。ですが、なぜ酸素が必要かというと、 お分かりの方は少ないかもしれません。人間の身体は約60兆個もの細胞からできているとい われていますが、その細胞が活動する場合に必要になるのが酸素なのです。血液の流れが 止まれば動物は死んでしまいますが、それは血液が止まることで細胞に酸素が行かなくなり、 そのために細胞が活動を停止し、動物そのものが死んでしまうのです。それでは、私たちが感じる 疲れにも、酸素は関係あるのでしょうか?

スポーツ選手が酸素カプセルを愛用する理由

もちろんです。疲労というのは、筋肉に乳酸が溜まっていくと感じるようになってしまうものです。 肩のコリや身体のだるさも乳酸の仕業。筋肉が活動するためのにはブドウ糖が分解されて エネルギーとして利用され、ピルビン酸という物質になるのですが、そのピルビン酸が酸素を 十分に利用できないと、乳酸が発生します。以前は疲労物質といわれていた乳酸ですが、 最近では、発生した乳酸は酸素を取り入れることでピルビン酸になり、エネルギー源になると 考えられています。疲労と乳酸、酸素は密接に関連しているのです。 酸素カプセルに入ることで、最も顕著に感じられる効果のひとつが、疲労回復です。 かなり疲れている人なら、1度の利用でもその効果を実感することができます。その後、 継続的に酸素カプセルを利用することで、疲れにくい身体を作る効果もあるといわれています。 プロ野球チームが酸素カプセルをチーム内に設置していたり、サッカー選手やプロのアスリートが 酸素カプセルを個人で購入して家に設置していたりするのは、この疲労回復の効果を狙ってのことが多いのです。


アンチエイジング

加齢による肌の衰えは、年齢を重ねた女性なら誰しもがもつ悩みのひとつです。 こういった加齢による衰えはどうして起こるのでしょうか? 「血液の循環が悪くなり、細胞に酸素が行き渡らなくなると、細胞の活動が少なくなって 老化が起こる」という考え方があります。細胞に酸素というエネルギー活動のための原料が 供給されなくなるため、細胞という工場が操業を縮小するということですね。それを解決するためには、 酸素を細胞のすみずみにまで行き渡らせればいいということになります。

酸素カプセルは新陳代謝も活発にします

酸素カプセルで細胞に届けられる溶解型酸素は毛細血管も通りやすいため、皮膚細胞の活性化も期待でき、 新陳代謝も活発になるため、皮膚の再生サイクルが正しく整えられ、美肌効果が期待できます。 実は、古代の地球は今よりも酸素濃度が高かったという説があります。3億年前の石炭紀は酸素 濃度が35%もあり、いろいろな昆虫も巨大化していました。それよりもずっと後、わずか100年前でさえ、 空気中の酸素濃度は24%あったといわれています。しかし、その後、工業化が進み、環境破壊が 起こってしまい、現在の地球の酸素濃度は20.9%。酸素が減少したことにより、現代に活きる人類は 絶えず軽い酸欠状態であるという研究者もいます。 それなのに、人間は老化によって、呼吸する能力も衰えてくるため、肺活量も年齢とともに低下していきます。 環境が老化を加速させているともいえるのです。それに対抗して身体のすみずみにラクに酸素を届けられる 酸素カプセルは、アンチエイジングの最終兵器ともいえるマシンなのです。


ダイエット

酸素カプセルに入るだけで、食事制限などをしなくても、ダイエットの効果が期待できるといったら、 信じられますか?もちろん、暴飲暴食をしている人では無理ですが、普通の食事を摂り、運動もせず、 酸素カプセルに寝ているだけで、ダイエット?そんなにラクなことがあってよいのでしょうか?

酸素カプセルは寝ているだけで痩せる?

この「寝ているだけでダイエットにつながる」というのが、酸素カプセルに入ることで得られる 効果のひとつなのです。食事を制限しても、運動をしても痩せられない…といった悩みをもつ 女性には信じられないかもしれません。食事や運動で努力をしても痩せられないという方は、 身体に酸素が不足している可能性があります。というのも、糖分や脂肪を燃焼させる 脂肪分解酵素のリパーゼが活動するためには、十分な酸素が必要なのです。しかし、 呼吸が浅かったり、肺活量が少なかったりする方は、無自覚ですが、酸素が欠乏しているため、 ダイエットが成功しにくいのです。有酸素運動がダイエットに効果があるのは、誰もが知っている ことですよね。有酸素運動によって体内に酸素を取り込み、脂肪を燃焼させようとしているのですが、 酸素カプセルに入っているだけで酸素を大量に取り込むことができるため、有酸素運動と同じ ような効果が期待できます。通常の状態では取り込めない量の酸素を身体に取り込むことで、 新陳代謝をアップさせて、脂肪燃焼を促進し、普段の基礎代謝が高まるのです。 また、体内の脂肪量には脳内の物質も関係してきますが、ここでも酸素が活躍します。 脳というのは酸素の消費が多い部分なのですが、酸素を大量に取り込むことで、身体の 脂肪量を調節する脳内物質のレプチンが増えてくるといわれています。このレプチンが 正しく働くことで、余分な脂肪を溜め込まないように脳が身体に指令を出してくれます。 そうすることで、太りにくい体質を作ることにもつながるのです。継続的に酸素カプセルに 入っていれば、リバウンドもしにくいということになります。


ケガの回復

イングランド代表のサッカー選手、ベッカムが、ワールドカップ直前に骨折をした後、 驚異的な回復を見せたのを覚えている人も多いと思います。この時ベッカムが使ったと いわれるのが高気圧酸素療法です。

毛細血管のすみずみにまで酸素を運ぶ溶解型酸素

酸素カプセルは、もちろんそれとは異なるものですが、ケガの回復には同じような効果があると いわれています。というのも、筋肉や靭帯の損傷や骨折などで傷ついた細胞を再生するには、 多くの酸素を必要とするからです。身体の中に流れる酸素には、赤血球の中のヘモグロビンと 結びついて運ばれていく「結合型酸素」と、ヘモグロビンとは結びつかずに血管を運ばれていく 「溶解型酸素」があります。ケガをした患部の細胞は、毛細血管が断裂していたり、細胞が 圧迫されていたりして、酸素が行き渡りにくい状態になっています。身体のすみずみにまで、 酸素を届けるには、溶解型酸素が必要なのですが、酸素カプセルに入ると、この「溶解型酸素」 の量を増やす効果があるため、ケガの回復に効果があるといわれているのです。また、 この溶解型酸素は、ケガをした人にだけ必要なものではありません。結合型酸素では 届きにくい手足の末端にまで届く溶解型酸素は、手足の末端の細胞の活動も活発にし、 血行を促進します。血行がよくなることで、手足の冷えが改善されることはもちろん、 血行が悪いことで引き起こされる諸症状、肩こりや腰痛の緩和にも効果が期待できるのです。 また、血行がよくなることで、寝付き、寝起きがよくなったとおっしゃる方もいます。酸素は、 人間の身体に必要不可欠なものだと、よく分かりますよね。


集中力アップ

身体のケアだけではなく、脳にも効くのが酸素です。脳の重量は全体中の2%といわれていますが、 酸素の消費量は全身の酸素消費量の20〜25% 。それだけ、脳は酸素をたくさん消費 しているのです。脳への酸素供給は、人間の生命維持にも不可欠です。しかし、その酸素は、 脳に貯めておくことはできません。常に新鮮な酸素を供給している必要があります。 それでは、脳に酸素が不足するとどういうことが起きるのでしょうか?

全身の酸素消費量の20~25%は脳で消費

脳が懸命に働こうとする時、たとえばハードに頭脳労働をしたり、勉強をしたりする時などには、 よりたくさんの酸素が必要です。十分な量の酸素が供給されないと、脳は酸素不足になって しまいます。それがひどくなると、頭痛が起きたり、脳貧血になったりします。そういう自覚がない 場合も、集中力や思考力が低下していることが多いのです。逆に脳に酸素が行きわたった 状態の時には、脳は活発に働くことができます。ある調査では、高濃度の酸素を吸いながら 英単語を覚えたグループと、普通の状態で英単語を覚えたグループでは、翌日のテストで酸素を 吸ったグループの方が多くの単語を覚えていたといいます。酸素カプセルに入ることで、脳への 酸素供給も大量に行われることになります。酸素が十分に供給されると、脳は活発に 働いているα波を出している状態になるといわれています。この状態は、集中力や、 記憶力が高まっていることを示しているもの。その効果を求め、リフレッシュを兼ねて酸素カプセルに 行くことが受験生の間でも話題になっているのだそうです。


レオロジー効果

レオロジー効果という言葉を聞いたことがあるでしょうか?レオロジーとは、物質の流動と 変形に関する科学のことなのですが、整体の世界でレオロジー効果という場合は、 「身体全体に均一に圧力をかけることで、骨格や筋肉のバランスを本来の形に戻すことが できる効果があるのではないか」という考え方です。酸素カプセルが整体の治療院で多く 取り入れられているのには、その理論によるのです。

出産後の女性にも効果を発揮する酸素カプセル

人間は本来、4本足で歩いていた動物が進化によって、重い頭部を細い首で支え、 2本足で歩くようになったものです。そのため、身体の骨格に歪みが出てくることもあり、 それがいろいろな身体の不調の原因となっていることもあると考えられています。 もちろん、すべての人にすぐに効果が出るというものではありません。歪みが固定 されている場合は、長期にわたって継続的に酸素カプセルに入る必要がありますし、 整体の手技と併せて行うことで、効果が出る場合もあります。 また、出産後の女性は、出産のために骨盤が開き、徐々にもとの状態に戻っていくのですが、 妊娠によって腹部の筋肉が伸びてしまい筋力が低下していると、元の状態に戻ることが できなくなり、それによって、腰痛その他の不快な症状が出てくることがあります。 こういった症状も、整体と酸素カプセルによるレオロジー効果によって改善が期待できます。 ハードな運動ができない産後の女性にとって、酸素カプセルは大きな助けになるでしょう。


生活習慣病予防

医学的にも広まりを見せる酸素カプセルですが、生活習慣病ともいわれる糖尿病、 高血圧症への酸素カプセルでの治療に対する研究が進められています。糖尿病の 運動療法は、有酸素運動で血液の中のブドウ糖をエネルギーとして使って血糖値を 下げようとするものなのですが、有酸素運動でもたらされる効果は、酸素カプセルに 入ることでも得ることができます。膝が痛かったりして、長時間の歩行が困難な方でも 有酸素運動の効果を得られる酸素カプセルの利用は理にかなっているのです。

生活習慣病の予防にも、酸素カプセルは効果的

また、高血圧症でも同じく、酸素カプセルは有用だと考えられています。研究の結果、 酸素を吸うことによって、血圧が安定してくるのが分かっています。まだ研究段階のため、 メカニズムは解明されていませんが、「血圧を調整する中枢神経に好影響を与える」 「自律神経に働きかける」「ヘモグロビンの働きを高める」ということなどが原因ではないかと 考えられています。ただし、糖尿病、高血圧症の人は、必ず医師に相談をしてから、 酸素カプセルを利用するようにしてください。現代社会には、人間の身体に有害な 一酸化炭素が多く存在しています。私たちは、この空気中に漂っている一酸化炭素を 呼吸することで否応なく体内に取り込んでしまいます。体内のヘモグロビンは、酸素を 運ぶだけではなく、一酸化炭素等の有害な物質も結合してしまい、これらの物質を 排出するまでに時間がかかるのです。生活習慣病のためにと、多くの人が実践している ウォーキングも、排気ガスがあるところを歩いていると、逆に身体に有害な物質を取り入れて しまうということにもなりかねません。その点、酸素カプセルは有酸素運動と同じような効果を 手軽に期待できるため、生活習慣病の予防にも効果を発揮できるという訳です。